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MetaMask(メタマスク)の複数アカウントを詳しく解説

MetaMask(メタマスク)は汎用性の高いイーサリアムベースのウォレットです。

そんなMetaMask(メタマスク)を使うにあたって複数アカウントの運用を念頭に置いている人も多いのではないでしょうか。

しかし、そもそもMetaMask(メタマスク)は複数アカウントを認めているのでしょうか。

また、仮にできるとして運用にあたって注意点などはないのでしょうか。

そこで今回はMetaMask(メタマスク)の複数アカウントについて詳しく解説していきます。

MetaMask(メタマスク)の複数アカウントを詳しく解説

MetaMask(メタマスク)は複数アカウントが基本

Metamask(メタマスク)は複数アカウントの運用が基本になります。

もちろん単一アカウントでも十分に便利ではありますが、複数アカウントの運用のほうがMetaMask(メタマスク)の真価を発揮できるからです。

といっても、Metamask(メタマスク)自体のアカウントを複数運用するというわけではありません。

ひとつのMetaMask(メタマスク)のアカウント内で異なる複数アカウントを運用するようなやり方です。

メインアカウントの下に複数のサブアカウントを作って運用するようなイメージです。

そのためには、Metamask(メタマスク)のアカウントに関する詳細をもう少し詳しく知っておく必要があるかと思います。

そこでここからはまず、MetaMask(メタマスク)の複数アカウント運用の下地となるアカウントの種類について解説していきます。

MetaMask(メタマスク)の複数アカウント【メイン】

MetaMask(メタマスク)で複数アカウントを運用するうえでは、メインとなるアカウントが必須です。

これはMetamask(メタマスク)そのもののアカウントといっても差し支えありません。

デフォルトではおそらく「Account1」という名前で、他のアカウントに比較してとくに差別化はされていません。

しかし、実際にはMetaMask(メタマスク)で複数アカウントを運用する場合、これはメインアカウントに位置づけられています。

もっとも、使い方や機能などにほとんど違いはありません。

違いは、そのアカウント自体がMetaMask(メタマスク)に紐づいているということでしょうか。

MetaMask(メタマスク)の複数アカウント【インポート】

MetaMask(メタマスク)でメインアカウント以外に作る複数アカウントの多くは、他のサービスからインポートしたアカウントになるはずです。

インポートとは、他のサービスのウォレットをMetaMask(メタマスク)のアカウントに同期させるようなイメージです。

もう少し言い換えると、他のサービスのウォレットをMetaMask(メタマスク)のサブアカウントとしてパーツに加えるようなイメージといってもよいかもしれません。

これを用いて、異なる複数のサービスのアカウントをMetamask(メタマスク)の複数アカウントとして運用するわけです。

Metamask(メタマスク)の複数アカウントは当然ながらそれぞれで保有・運用するトークンも異なります。

紐づく大元のサービスも異なる以上、それぞれの複数アカウント間での送金も自由です。

なお、Metamask(メタマスク)自体の登録情報を変えて、本当の意味で複数アカウントを運用することもできなくはありません。

ただ、その使い方ではMetamask(メタマスク)の利便性も台無しです。

たしかにセキュリティ的にはかなり意味のある運用方法ではありますが、基本的には複数アカウントは単一のMetaMask(メタマスク)内でおこなうことをおすすめします。

MetaMask(メタマスク)の複数アカウントの削除

Metamask(メタマスク)で運用している複数アカウントはある程度自由に削除もできます。

ただし、サブアカウントをMetaMask(メタマスク)上で削除したとしても大元のサービスのアカウントは存続しています。

また、MetaMask(メタマスク)自体のメインアカウントを削除したとしても、実際にはブロックチェーン上にアカウントは残っています。

詳しい解説は省きますが、ブロックチェーンの仕組み上、自由にアカウントを削除することはできないからです。

総じて、複数アカウントの削除はあくまでもMetaMask(メタマスク)の見た目上の削除にすぎないと考えておきましょう。

とはいえ、それで実用上困ることはほとんどありません。

削除前にウォレットを空にしておくことだけ気をつけておきましょう。

MetaMask(メタマスク)の複数アカウントの復元

MetaMask(メタマスク)の複数アカウントは削除したあとに復元も可能です。

メインアカウントについては「シークレットシードフレーズ」と呼ばれる12個のランダム生成された英単語を使って復元します。

サブアカウントはそれに加えて大元のサービスで発行できる秘密鍵が必要になってきます。

どちらも非常に重要な情報なので、基本的には複数アカウントの運用を始めた時点でどこかしらに控えておくようにしましょう。

ただし、シードフレーズが外部に漏れた場合の危険性は言うまでもありません。

記録するにしても紙に書き留めて自宅に保管するなど、安全かつオフラインの環境を心がけておきましょう。

MetaMask(メタマスク)の複数アカウントのメリット

MetaMask(メタマスク)内部で複数アカウントを運用するメリットは解説するまでもないと思います。

一方で、MetaMask(メタマスク)自体を複数アカウントにするメリットはセキュリティが高まることです。

前半で、基本的にはMetaMask(メタマスク)は単一アカウント内での複数アカウント運用がおすすめと解説しました。

ただ、セキュリティを考えれば2~3の複数アカウント運用は十分に実用の範囲内です。

実際、MetaMask(メタマスク)と並ぶ汎用ウォレットであるファントムウォレットは、ごく最近に関連サービス経由でハッキングの被害に遭っています。

また、MetaMask(メタマスク)自体もそうした悪意のあるSPAMのターゲットになりがちです。

利便性は下がりますが、それでもセキュリティを高めたい人はあえてMetaMask(メタマスク)自体のアカウントを分けて複数アカウントを運用するのもよいのではと思います。

MetaMask(メタマスク)の複数アカウントを詳しく解説 まとめ

MetaMask(メタマスク)は複数アカウントを運用すると非常に便利です。

やり方はいくつかありますが、基本的にはメインアカウントの下にサブアカウントを作るような運用がおすすめです。

複数アカウントの運用というと管理が面倒になりがちですが、MetaMask(メタマスク)の複数アカウントは削除も復元も比較的かんたんです。

また、もちろんMetaMask(メタマスク)自体を複数アカウントにしてしまうのもセキュリティ的には十分ありです。

個人的には前者をおすすめしますが、セキュリティ重視であればそのやり方もよいのではと思います。