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MetaMask(メタマスク)の「残高が期限切れの可能性があります」を分かりやすく解説

MetaMask(メタマスク)はイーサリアムベースの汎用ウォレットです。

しかし、「残高が期限切れの可能性があります」と表示されて利用できなくなったという声も聞かれます。

そこで今回はMetaMask(メタマスク)の「残高が期限切れの可能性があります」と表示されるトラブルについて分かりやすく解説していきます。

MetaMask(メタマスク)の「残高が期限切れの可能性があります」を分かりやすく解説

MetaMask(メタマスク)の「残高が期限切れの可能性があります」の解決方法

MetaMask(メタマスク)で「残高が期限切れの可能性があります」と表示されたときは、Google Chromeの拡張機能の設定を見直しましょう。

端的にいえば、これはMetaMask(メタマスク)がアクセスしているサイトから適切な情報を得られないために発生する現象です。

つまり「残高が期限切れ」というよりは「残高が正しく反映されていない」といったほうが正しいかと思います。

Google Chromeの拡張機能設定には「サイトへのアクセス」の項目があります。

そちらで「すべてのサイト」を選べば「残高が期限切れの可能性があります」という表示は消え、通常どおりにMetaMask(メタマスク)を使えるようになるはずです。

なお、「すべてのサイト」以外の選択肢としては「クリックされた場合のみ」「特定のサイト」が存在します。

セキュリティの観点からいえば、そちらの選択肢のほうが望ましいのですが、なぜかMetaMask(メタマスク)では「残高が期限切れの可能性がある」のエラーが発生しがちです。

安定して使いたい人は「すべてのサイト」にしておきましょう。

MetaMask(メタマスク)の「残高が期限切れの可能性があります」の原因

MetaMask(メタマスク)の「サイトへのアクセス」設定を「すべてのサイト」にしておけば「残高が期限切れの可能性があります」のエラーはなくなるはずです。

しかし、その設定にするのは不安という人も多いのではないでしょうか。

実際、この設定ではMetaMask(メタマスク)は自分が訪れたサイトの情報の取得をすべて許可されています。 ただ、字面ほど恐れる必要はありません。

こうした「0か100か」の選択肢はGoogle Chromeの拡張機能の仕様です。

そして、100にしている拡張機能だとしても大半は節度を持って必要最小限の情報しか利用しません。

MetaMask(メタマスク)にしても当然そのようなルールになっているはずですし、関連するトラブルを耳にしたこともありません。

「残高が期限切れの可能性があります」の表示が出ては事実上MetaMask(メタマスク)を使えません。

ここはある程度割り切って「すべてのサイト」に設定しておくことをおすすめします。

なお、一応ほかの設定でも「残高が期限切れの可能性があります」のエラーは消せなくもありません。

ただし、かなり設定も難しく、同じ現象が再発するおそれもあるようです。

よほど腕に自信がなければ基本的にMetaMask(メタマスク)は「すべてのサイト」へのアクセスを許可しておくのが無難かと思います。

MetaMask(メタマスク)で「残高が期限切れの可能性があります」と表示されたときは

MetaMask(メタマスク)で「残高が期限切れの可能性があります」と出たときの解決方法は上記のとおりです。

ただ、まずは実際のMetaMask(メタマスク)に反映されている残高を確認しておくべきかと思います。

これは該当するトークンのブロックエクスプローラーを使えば確認できます。

ブロックエクスプローラーとはブロックチェーンを対象にした検索エンジンのようなもので、チェーンごとに代表的なサービスが異なります。

たとえば、イーサリアムならばEtherscanと呼ばれる外部サイトが代表的なブロックエクスプローラーです。

そのサイトで自分のウォレットアドレスを入力すれば、これまでの入出金履歴や現在高をチェック可能です。

「残高が期限切れの可能性があります」という表示に気付くのは、おそらくMetaMask(メタマスク)で何らかの入出金操作をしたときかと思います。

そうなったらまずは入出金が実際に反映されているかどうかブロックエクスプローラーで確認しておきましょう。

MetaMask(メタマスク)の「残高が期限切れの可能性があります」は継続中

MetaMask(メタマスク)で「残高が期限切れの可能性があります」というエラーが出る現象はけっこう以前から報告されています。

しかし、それにもかかわらず一向に改善されてはいません。

おそらくは、今後もこのまま継続して発生しうるトラブルになるのではないでしょうか。

たしかに、Google Chromeの拡張機能の仕様を考えると、根本的に改善するのは難しいような印象もします。

ただ、それでも「残高が期限切れの可能性があります」というエラーメッセージは少々意味不明と言わざるを得ません。

これではあたかもMetaMask(メタマスク)に保管してあるトークンが期限切れで消失したような印象を受けてしまいます。

せめて「残高が正しく反映されません」のようなメッセージに変更してもらいたいところです。

MetaMask(メタマスク)の「残高が期限切れの可能性があります」はブラウザ限定の現象

ここまでGoogle Chromeを前提に解説してきたように、「残高が期限切れの可能性があります」のメッセージはブラウザ版のMetaMask(メタマスク)でしか発生しません。

MetaMask(メタマスク)にはスマホアプリも存在しますが、PC版でこの現象が発生してもそちらのMetaMask(メタマスク)は通常に使えるはずです。

こうしたトラブルも想定して、日頃からスマホとPCのMetaMask(メタマスク)を併用しておくことをおすすめします。

ただし、MetaMask(メタマスク)は複数端末間の情報を同期させるために若干の設定が必要です。

具体的には後続する端末で「アカウントのインポート」などが必要です。

ここでは詳しい解説はしませんが、複数端末でMetaMask(メタマスク)を使うときはまずそれらの設定を済ませておきましょう。

MetaMask(メタマスク)の「残高が期限切れの可能性があります」を分かりやすく解説 まとめ

MetaMask(メタマスク)で「残高が期限切れの可能性があります」というメッセージが出たときは「サイトのアクセス」設定が原因です。

Google Chromeの拡張機能の設定でそちらを「すべてのサイト」へ変更しましょう。

また、仮に「残高が期限切れの可能性があります」のエラーが出たとしても、トークンが失われているようなことはありません。

Etherscanのようなブロックエクスプローラーで正しい残高がどうなっているか確認してみましょう。

MetaMask(メタマスク)では「残高が期限切れの可能性があります」のエラーメッセージは以前から多数報告されていましたが、改善する兆しも見られません。

多少セキュリティ的に不安が残るかもしれませんが、基本的にアクセス設定は「すべてのサイト」にしておくほうが良いかと思います。