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MetaMask(メタマスク)の残高確認を分かりやすく解説

MetaMask(メタマスク)はイーサリアムベースの汎用ウォレットです。

しかし、そんなMetaMask(メタマスク)を使っていたものの、残高確認ができなくなったという人もいるのではないでしょうか。

あるいは、そもそもの残高確認の方法がいまひとつよく分からないという人もいるかもしれません。

そこで今回はMetaMask(メタマスク)の残高確認について分かりやすく解説していきます。

MetaMask(メタマスク)の残高確認を分かりやすく解説

MetaMask(メタマスク)の残高確認【通常時】

MetaMask(メタマスク)になんの問題もなければ残高確認は容易です。

普通に残高確認したいチェーン、トークンを選べばトップに表示されます。

また、「アセット」のタブには保有するトークンの残高が一覧で表示されます。

ただ、なんらかの問題があると正しく表示されないことも珍しくありません。

よくある原因は以下のとおりです。

・トークン不在

・非表示設定

・サイトのアクセス設定

そこでここからはこれらの原因別にMetaMask(メタマスク)で残高ができないケースについて解説していきます。

MetaMask(メタマスク)の残高確認ができない原因【トークン不在】

そもそもMetaMask(メタマスク)にトークンを追加していないとそのトークンについては残高確認できません。

MetaMask(メタマスク)がデフォルトで対応しているトークンはイーサリアムだけ。 その他のトークンについては手動で設定していく必要があります。

メインメニューに「トークンのインポート」があるので、そこからお目当てのトークンを追加しておきましょう。

なお、仕様上まずありえないとは思いますが、追加していなトークンをMetaMask(メタマスク)へ送金した場合、それは失われているはずです。

一方で、同じトークンであっても仮想通貨には異なるチェーンに同一名称のトークンが存在することがあります。

そして、チェーンが異なれば保管される場所も違います。

MetaMask(メタマスク)にもチェーンごとに残高情報が存在します。

もし複数のチェーンを使っているのであれば、別のチェーンに反映されていないかそちらで残高確認してみましょう。

MetaMask(メタマスク)の残高確認ができない原因【非表示設定】

トークンを追加してあるのに残高確認ができない場合は、非表示設定になっている可能性もあります。

MetaMask(メタマスク)はオプション設定で「残高ゼロのトークンを非表示」にできます。

デフォルトではオフになっているはずですが、なぜか残高確認ができないときは念のためそちらの設定もチェックしておきましょう。

また、MetaMask(メタマスク)へアカウントをインポートした場合は古いアカウントから順にインポートされますが、非表示アカウント(=残高ゼロ)があるとそこで中断されます。

したがって、そのアカウントを含めた以降のアカウントは残高確認できません。

とはいえ、この場合はアカウントが表示されないだけであってトークン自体はしっかりとMetaMask(メタマスク)のウォレット内に存在しています。

あらためて手動でアカウントを追加しなおせば問題なく残高確認できるようになります。

多少手間はかかりますが、ひとつずつ手動でインポートをやり直しましょう。

MetaMask(メタマスク)の残高確認ができない原因【アクセス設定】

MetaMask(メタマスク)で残高確認ができないときはブラウザの拡張機能の設定が原因のこともあります。

MetaMask(メタマスク)をGoogle Chrome上で動かす場合は拡張機能の一つとして稼働します。

そして、「サイトのアクセス設定」によってはエラーメッセージが表示されて正しい残高確認ができなくなってしまいます。

デフォルトではアクセス設定は「すべてのサイト」になっています。

もし変更していた場合は元に戻してみましょう。

なお、セキュリティ的にはその他の選択肢のほうが望ましいのはたしかですが、「すべてのサイト」でも基本的に問題ありません。

オプション設定で残高確認できない状態ではMetaMask(メタマスク)の使い勝手も大きく損なわれてしまいます。

ここは仕方がないと割り切ってしまうことをおすすめします。

MetaMask(メタマスク)の残高確認の方法【ブロックエクスプローラー】

ここからはMetaMask(メタマスク)で正しく残高確認できないときの代替手段を紹介していきます。

ひとつめはブロックエクスプローラーです。

仮想通貨のやり取りはすべてブロックチェーンに記録されています。

これを検索するものがブロックエクスプローラーです。

たとえば、イーサリアムならばEtherscanが代表的です。

MetaMask(メタマスク)と直接関係のあるサービスではありませんが、信頼性に問題はありません。

チェックしたいトークンに応じたブロックエクスプローラーを使って残高確認をしましょう。

これはMetaMask(メタマスク)の残高表示が正しくない場合にも有効です。

MetaMask(メタマスク)が正常稼働しておらずとも、トークンの移動が完了してればブロックエクスプローラーには正しく反映されています。

そういった意味ではブロックエクスプローラーは最も正確な残高確認の方法といえるでしょう。

MetaMask(メタマスク)の残高確認【ポートフォリオサイト】

MetaMask(メタマスク)は最近のアップデートによって、一般的な投資のようなポートフォリオを確認できるようになりました。

そちらを利用すれば、より視覚的な残高確認が可能です。

よくあるポートフォリオのようなグラフ化までは対応していないものの、かなり便利な使い方のできる代物です。

たとえば、MetaMask(メタマスク)は単なる仮想通貨にとどまらずNFTも管理できますが、ポートフォリオサイトではNFTの残高確認も可能です。

MetaMask(メタマスク)で多数のトークンを管理している人は、ぜひともポートフォリオサイトで残高確認することをおすすめします。

ただし、ポートフォリオサイトとMetaMask(メタマスク)はそれぞれ独立した別個のサービスです。

リアルタイムで同期はしませんので、多少のタイムラグは発生します。

すぐに反映後の残高確認をしたい人は手動で同期させましょう。

MetaMask(メタマスク)の残高確認を分かりやすく解説 まとめ

MetaMask(メタマスク)の残高確認自体は極めて簡単です。

しかし、なんらかのトラブルで正しく残高確認ができなくなってしまうこともなくはありません。

ただ、その場合のトラブルはある程度典型的な原因があります。

また、MetaMask(メタマスク)以外のサービスでとりあえず現状の残高確認をすることも可能です。

なぜかMetaMask(メタマスク)で残高確認ができないときはそれらのサービスを使いつつ、問題の解決にあたりましょう。