MetaMask(メタマスク)はイーサリアムベースの汎用ウォレットです。
そんなMetaMask(メタマスク)はNFTの管理にも対応しています。
しかし、そのNFTの表示・確認方法が分からないという人も少なくないようです。
そこで今回はMetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法について分かりやすく解説していきます。
MetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法を分かりやすく解説
MetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法は3種類
MetaMask(メタマスク)で所有するNFTを表示・確認する方法は以下の3種類があります。
・Portfolio Dappsを使う
・カスタムトークンとして追加する
・スマホ版のMetaMask(メタマスク)を使う
スマホ版のMetaMask(メタマスク)を使えばNFT自体のデザインも表示できますが、それ以外の確認方法ではNFTの情報を参照することしかできません。
したがって、NFTそのものの画像を見たい人はスマホ版のMetaMask(メタマスク)を使うほかありません。
もっとも、MetaMask(メタマスク)はPC版にもNFTの表示・確認方法を遅からず追加することを明言しています。
PC版をメインに使っている人は続報を待ちましょう。
MetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法【Portfolio Dapps】
PC版のMetaMask(メタマスク)を使っている人はPortfolio Dappsを使って所有するNFTを表示・確認できます。
Portfolio Dappsは、メインメニューで「ポートフォリオサイト」を選べば確認できます。
厳密にいえば、MetaMask(メタマスク)とは独立したサービスですが、連携させることでMetaMask(メタマスク)で保有するトークンをさまざまな方法で表示させられます。
そして、その中にはNFTも含まれます。
保有するNFTを一覧で表示させたいときなどに活用していきましょう。
ただし、この確認方法ではNFTの詳細なデザインまでは表示できません。
また、外部サービスであるためMetaMask(メタマスク)とリアルタイムに同期はしません。
NFTのやり取りがインデックスサービスに登録されて、それをPortfolio Dappsが読み込むまでには多少のタイムラグがあります。
購入してすぐのNFTをチェックしたい場合は別の確認方法を利用しましょう。
MetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法【カスタムトークン】
PC版のMetaMask(メタマスク)には「カスタムトークン」のタブが存在します。
そこへ所有するNFTの「コントラクトアドレス」を入力すれば、カスタムトークンのひとつとしてNFTを表示できるようになります。
コントラクトアドレスはNFTを購入したサービスで確認できるほか、ブロックエクスプローラーによる確認方法も利用可能です。
ブロックエクスプローラーとはEtherscanやBscScanのような、チェーンごとに存在するブロックチェーン対象の検索エンジンのようなものです。
そちらで自分のMetaMask(メタマスク)のウォレットアドレスを対象に検索してみましょう。
なお、くどいようですが、この確認方法では今のところNFTそのものの画像は表示できません。
PC版については今後のアップデートを期待して待ちましょう。
MetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法【スマホアプリ】
MetaMask(メタマスク)にはスマホアプリも存在します。
そして、スマホ版のMetaMask(メタマスク)であればNFTの画像も表示できます。
やり方はPC版のカスタムトークンを使った確認方法とほぼ同じです。
スマホ版のMetaMask(メタマスク)では「カスタムトークン」のタブが「NFT」になっています。
そちらへコントラクトアドレスとIDを追加すれば、画像も含めて所有するNFTの情報を表示できるようになります。
現状、自分の所有するNFTを他人に見せてあげたいときなどはこの表示・確認方法を使うことになるはずです。
なお、PC版のMetaMask(メタマスク)を先に利用していた人がスマホ版を使う場合、各種設定のインポートが必要です。
自動的に完全な同期はされないため、併用するには多少の手間はかかることは承知しておきましょう。
MetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法の注意点
自分の購入したNFTであれば、どのような使い方をしても問題ありません。
時間のあるときに表示させてそのデザインを堪能するも、人に見せて自慢するも自由です。
しかし、現在のMetaMask(メタマスク)には、NFT関連の詐欺が少なくありません。
少しでも怪しいと思しきNFTはMetaMask(メタマスク)に追加せず、絶対に表示させないようにしましょう。
ちなみに、DMによる応募はもちろんのこと、信頼できると思われがちな送信元にも一定の注意が必要です。
過去には、著名なNFTアートであるBored Ape Yacht ClubのDiscordサーバーでコミュニティマネージャーのアカウントがハッキングを受けて、そこからSPAMが送られたケースがあります。
現状、NFT関連の詐欺を詐欺と見破る簡単な確認方法はありません。
基本的には、都合の良いエアドロップ案件は怪しいと考えておきましょう。
MetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法【その他のDapps】
MetaMask(メタマスク)自身はPC版でのNFTの確認方法にPortlfolio Dappsの利用を推奨しています。
ただ、そのようなDappsは他にも存在します。
それらとMetaMask(メタマスク)のアカウントを接続すれば、そちらでNFTを表示させることも可能です。
ただし、対応するネットワークは利用するDappsの確認方法次第です。
あまり無闇矢鱈にいろいろなDappsとMetaMask(メタマスク)を接続すると管理も面倒になるかもしれません。
個人的には、当面のあいだはPortlfolio Dappsを使い、PC版のMetaMask(メタマスク)がNFTの表示に対応するのを待つことをおすすめします。
MetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法を分かりやすく解説 まとめ
MetaMask(メタマスク)のNFTの表示・確認方法はデバイスによって若干違います。
現状、PC版のMetaMask(メタマスク)ではPortlfolio Dappsを使うか、カスタムトークンとして追加するしかありません。
そしてこの確認方法では詳細なNFTのデザインまでは表示できません。
一方で、スマホ版のMetaMask(メタマスク)であれば問題なくNFTの詳細デザインも表示できます。
いずれPC版のMetaMask(メタマスク)も対応する予定ではありますが、当面のあいだNFTの表示にはスマホ版のMetaMask(メタマスク)を使いましょう。