MetaMask(メタマスク)はイーサリアムベースの汎用ウォレットです。
そしてビットフライヤーは国内仮想通貨交換業者の大手のひとつです。
そんなビットフライヤーとMetaMask(メタマスク)を組み合わせて使おうという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はMetaMask(メタマスク)とビットフライヤー間の送金方法について分かりやすく解説していきます。
MetaMask(メタマスク)とビットフライヤーの送金方法を分かりやすく解説
MetaMask(メタマスク)へのビットフライヤーからの送金方法の概要
ビットフライヤーからMetaMask(メタマスク)への送金方法はそこまで難しくありません。
1.MetaMask(メタマスク)でウォレットアドレスを確認
2.ビットフライヤーからそのウォレットアドレスを指定して送金
簡単にいってしまえば、これだけです。
ウォレットアドレスとは、銀行振込に例えれば口座番号のようなものです。
ビットフライヤーからは確認できないので、MetaMask(メタマスク)のほうで確認する必要があります。
大枠としてはこれくらいのものです。
ただし、各手順で若干の注意は必要です。
そこでここからはビットフライヤーからMetaMask(メタマスク)への送金方法の注意点を補足で解説していきます。
MetaMask(メタマスク)へのビットフライヤーからの送金方法はトークンの追加が必要
MetaMask(メタマスク)がデフォルトで対応しているトークンはイーサリアムです。
したがって、ビットフライヤーからイーサリアムをMetaMask(メタマスク)へ送る場合は先ほどの送金方法でまったく問題ありません。
しかし、他のトークンを送金する場合はもうひと手間必要です。
具体的には、MetaMask(メタマスク)のほうで対応するトークンを追加しなければなりません。
これはMetaMask(メタマスク)で「トークンのインポート」をすればOKです。
ビットフライヤーから送りたいトークンを検索してあらかじめ追加しておきましょう。
なお、仮想通貨取引の手始めとしてビットフライヤーの口座を作った人も多いのではないでしょうか。
そしてそういった人の多くはMetaMask(メタマスク)へビットコインへ送りたいとお考えになるのではないでしょうか。
しかし、MetaMask(メタマスク)へビットコインを送れるような送金方法は存在しません。
ビットコインに関してはMetaMask(メタマスク)以外のウォレットを使いましょう。
MetaMask(メタマスク)へのビットフライヤーからの送金方法はチェーンの種類に要注意
ビットフライヤーからMetaMask(メタマスク)への送金方法では送り先のチェーンにも要注意です。
詳しい説明は難しいのですが、チェーンとは仮想通貨のやり取りの規格のようなものです。
たとえば、同じイーサリアムであってもEtherieumMainnetのイーサリアムとバイナンススマートチェーン(BSC)のイーサリアムは別物です。
そして、MetaMask(メタマスク)のほうでは複数のチェーンを管理できます。
一方で、ビットフライヤーのイーサリアムはEtherieumMainnetです。
一般的に、チェーンを誤って送金するとそのトークンは失われてしまいます。
ビットフライヤーからMetaMask(メタマスク)への送金方法では、どのチェーンを対象にしているかは常に注意しておきましょう。
MetaMask(メタマスク)からビットフライヤーへの送金方法
MetaMask(メタマスク)からビットフライヤーへの送金方法、すなわちビットフライヤーの立場でいうところの入金は、これまでの逆をすればよいだけです。
ビットフライヤーのほうでウォレットアドレスを確認して、そちらを指定してMetaMask(メタマスク)から送金すればOKです。
ただし、この場合もチェーンの指定は極めて重要です。
イーサリアムのほうで対応するチェーンの指定があるので、そちらを指定して送金しましょう。
ビットフライヤーのような国内業者間の送金方法であればこれらはあまり意識することは少ないかと思います。
しかし、MetaMask(メタマスク)を活用していくうえでチェーンの切り替えは極めて重要です。 早めに慣れてしまいましょう。
MetaMask(メタマスク)へのビットフライヤーからの送金方法の手数料・時間
ビットフライヤーからMetaMask(メタマスク)への送金方法にかかる手数料は送金するトークン次第です。
たとえば、イーサリアムの場合は固定で0.005ETHの手数料がかかります。
時間についてはトランザクションが混雑していなければ10分ほどでMetaMask(メタマスク)のウォレットへ反映するはずです。
なお、ビットフライヤーでは基本手数料に加えて追加手数料を支払うことで、取引処理の優先度を高めることができます。 トランザクションが混雑している場合は通常の送金方法ではいっこうに処理されないこともあります。 そうした場合は追加手数料を多めに設定しておきましょう。
MetaMask(メタマスク)からビットフライヤーへの送金方法の手数料・時間
MetaMask(メタマスク)からビットフライヤーへの送金方法に関しては、MetaMask(メタマスク)側ではとくに手数料はかかりません。
しかし、仮想通貨の処理をするマイナーへ支払う手数料が別途かかります。
これはビットフライヤーからの送金方法における「追加手数料」に該当するものです。
もちろん、MetaMask(メタマスク)のほうでも任意で設定可能です。
送金時間については、MetaMask(メタマスク)からビットフライヤーへの送金方法も10分ほどで完了しますが、それもトランザクションの状況次第です。
トランザクションが混雑している場合は高めの手数料を設定しましょう。
ちなみに、MetaMask(メタマスク)の送金方法ではマイナー手数料は自動的に適切な値が設定されます。
しかし、マーケットが落ち着いていない状況下ではやや高めになっていることも珍しくありません。
できるだけ手数料をおさえたい人はなるべく手動設定を利用しましょう。
MetaMask(メタマスク)とビットフライヤーの送金方法を分かりやすく解説 まとめ
MetaMask(メタマスク)とビットフライヤー間の送金方法はそこまで難しくありません。
しかし、イーサリアム以外を送金する場合は事前にMetaMask(メタマスク)のほうで対応するトークンを追加しておく必要があります。
また、MetaMask(メタマスク)からビットフライヤーへの送金方法の場合は、チェーンの切り替えが必要になることもあります。
国内業者間の送金方法ではあまりチェーンの種類を意識することはないかと思いますが、MetaMask(メタマスク)のような汎用ウォレットでは重要な要素の一つです。
チェーンの切り替えには早めに慣れておくようにしましょう。