これからbitFlyer(ビットフライヤー)で仮想通貨(暗号資産)の取引を始めたいという人の中には、SFDについて詳しく知りたいという人もいるでしょう。
他の仮想通貨(暗号資産)取引所にてレバレッジ取引をしていたという人であっても、SFDというルールは初めて聞いたという人も多いと思います。
bitFlyer(ビットフライヤー)で採用されているSFDルールとは、どのようなルールなのでしょうか。
ここでは、bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDについて分かりやすく解説していきます。
bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDを分かりやすく解説
bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDとは現物取引とLightningの価格乖離を防ぐために採用されたルール
bitFlyer(ビットフライヤー)で採用されているSFDとは、正式名称を「Swap For Diffarence」といいbitFlyer(ビットフライヤー)Lightningでの取引で採用されているルールになります。
基本的にはbitFlyer(ビットフライヤー)Lightningの手数料として発生することが多くなるルールですが、そもそもはbitFlyer(ビットフライヤー)Lightningと現物取引との価格乖離を防ぐ目的で採用されたルールです。
簡単に言ってしまえば、bitFlyer(ビットフライヤー)Lightningと現物取引との価格乖離を広げるような注文に対してはSFD手数料を徴収します。
反対にbitFlyer(ビットフライヤー)Lightningと現物取引との価格乖離を縮小させるような注文に対してはSFDボーナスが付与されるという仕組みです。
bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDはLightningと現物取引の価格が5%以上離れると発生する
bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDは、Lightningと現物取引との価格乖離が生まれることで徴収される手数料です。
しかしbitFlyer(ビットフライヤー)Lightningと現物取引の価格は、ほぼ同じで動くことはないため一定の価格乖離がみられた場合のみx SFDが発生するルールになっています。
bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDが発生する条件とは、bitFlyer(ビットフライヤー)Lightningと現物取引との価格乖離が5%以上広がった時です。
つまりbitFlyer(ビットフライヤー)の現物取引にてビットコインが1BTC=100万円で取引されている時にLightningで1BTCが110万円で取引されていれば、5%以上の価格乖離がみられますので、SFDが発生します。
bitFlyer(ビットフライヤー)でSFDルールが発生すると、手数料として発生する場合には新規注文と決済の両方の注文で発生するというルールです。
しかしボーナスとしてSFDが発生する場合には、新規注文でSFDは発生しますが決済の時にはボーナス付与はありません。
価格乖離を広げる注文なのか、縮小する注文なのかによって手数料とボーナスのどちらでSFDが発生するのかが変わりますが、同時にSFDが発生するタイミングも異なってくるのです。
またSFDとして徴収される手数料に関しても、どれくらいの価格乖離があるのかによって徴収される(または付与される)金額が異なります。
bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDルール導入で取引がしにくくなったという噂は本当か?
そもそもbitFlyer(ビットフライヤー)のSFDルールは、Lightning立ち上げ当初から採用されているルールではなく、後に導入されたルールです。
bitFlyer(ビットフライヤー)Lightningは、そもそも取引手数料が無料でありスプレッドも狭いためFXトレード、特にスキャルピングなどの短期トレード向きの取引所だと言われていました。
しかしSFDルールが採用されたことにより、SFDを気にしてトレードしなければならないという人や、SFDがネックになってトレードできないという人も増えてきたのです。
仮想通貨、はむとれでbitFlyerとBybitの取引所に対応してくれてるけど、規制強化きびしいので国内と海外もうひとつずつ分散しようと計画中。
もとはbitFlyerのSFDが嫌でBitMEXに分散したのが発端。BitMEXショックで大きな利益を取りこぼしたのもあって、取引所の分散は急務と実感する今日この頃です。 — あっかぎ (@akkagi0416) May 9, 2020
もともと仮想通貨(暗号資産)のレバレッジトレードができる取引所は、相対的に以下のようなイメージがありました。
- 国内の仮想通貨(暗号資産)取引所...スプレッドなどの取引手数料は安いがレバレッジが低い
- 海外の仮想通貨(暗号資産)取引所...スプレッドが広く取引手数料は高いがハイレバレッジトレードができる
bitFlyer(ビットフライヤー)のような国内取引所はハイレバレッジトレードはできないものの、手数料が安いので値動きの大きい仮想通貨(暗号資産)であれば、十分に利益があげられる可能性がありました。
しかしbitFlyer(ビットフライヤー)にSFDが採用されたことにより、総合的なコストが海外取引所のようにかかるようになってしまったため、bitFlyer(ビットフライヤー)での取引をやめてしまったという人もいるようです。
ちねみに私が普段、利用している「ビットフライヤー(bitflyer)」の方が、今現在、現物レートとFXレートの価格の乖離率が5%以上離れた際に生じる「SFD」という手数料のようなものが発生する状況になっているため、取引(利用)を見送っています。
— FX,仮想通貨テクニカルトレーダーY (@FXY69219641) February 24, 2020
現在bitFlyer(ビットフライヤー)でかけられるレバレッジの最大値は4倍程度となっていますが、今後レバレッジが低くなる代わりにSFDが廃止になるという噂もあります。
しかし現在のところSFDが廃止になるようなbitFlyer(ビットフライヤー)の公式からのアナウンスはありませんので、SFD制度はしばらくの間導入され続けそうです。
bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDを分かりやすく解説まとめ
今回は、bitFlyer(ビットフライヤー)のSFDを分かりやすく解説してきました。
bitFlyer(ビットフライヤー)で採用されているSFD制度とは、bitFlyer(ビットフライヤー)Lightningと現物取引の価格乖離を防ぐために採用されている制度です。
価格差を広げるような注文には手数料が課せられ、価格差を縮小させるような注文にはボーナスが付与されます。
トレードスタイルによっては、海外取引所のようなコストがかかってしまう場合もありますので、しっかりSFDを確認した上でトレードを行なっていきましょう。