仮想通貨(暗号資産)の現物取引の他にFX取引や先物取引が楽しめるbitFlyer(ビットフライヤー)。
そんなbitFlyer(ビットフライヤー)でこれからレバレッジ取引がしたいという人の中には、追証やロスカットのルールが知りたいという人もいるでしょう。
追証やロスカットが執行される証拠金維持率の割合は取引所ごと異なりますが、bitFlyer(ビットフライヤー)ではどのタイミングで追証やロスカットが執行されるのでしょうか。
そこで今回は、bitFlyer(ビットフライヤー)の追証とロスカット・証拠金維持率について分かりやすく解説していきます。
bitFlyer(ビットフライヤー)の追証とロスカット・証拠金維持率を分かりやすく解説
bitFlyer(ビットフライヤー)は追証ありルールでレバレッジ取引が可能
海外の仮想通貨(暗号資産)取引所を利用している人であれば、追証ルールを知らないという人もいるでしょう。
追証とは「追加証拠金」の略語であり、言葉の通り「追加で支払う証拠金」のことを指しています。
bitFlyer(ビットフライヤー)では、レバレッジ取引においてポジション保有中に一定の証拠金維持率を下回るとこの追証ルールが執行され、bitFlyer(ビットフライヤー)側から追加の証拠金を求められることになるのです。
そして追証を支払わずに一定の証拠金維持率をさらに下回れば、ロスカットが執行されて保有しているポジションは強制決済となり損失が確定します。
逆に追証を支払っておけば再び、追証が求められる一定以下の証拠金維持率になるまでポジションを保有し続けることができるのです。
追証は、追加の証拠金を支払うことでロスカットを未然に防ぐ方法の1つと言えます。
bitFlyer(ビットフライヤー)の追証の証拠金維持率と基本ルール
それではより具体的なbitFlyer(ビットフライヤー)の追証のルールをみていきましょう。
まずbitFlyer(ビットフライヤー)の追証ルールが執行されるのは、保有中のポジションが証拠金維持率100%を下回ったタイミングです。
ステータスが「追証」となったポジションに関しては、以下のようなbitFlyer(ビットフライヤー)独自の追証ルールが執行されることになります。
- すべての未約定の新規注文が失効(取り消し)となる
- 証拠金維持率が 100% 超となるように、2銀行営業日以内に追加の証拠金をbitFlyer(ビットフライヤー)口座へ預け入れる必要がある
まず約定していない指値注文などに関しては、追証ルールが執行されると全て取り消しとなるでしょう。
そのため注文を入れていたつもりのものも解消されてしまう可能性もあるので、複数の指値注文などを入れている人は、ステータスが追証になったタイミングで一旦約定していない注文を確認しておいてください。
さらに追証ルールが執行された場合、トレーダーは銀行の2営業日以内に追加の証拠金をbitFlyer(ビットフライヤー)口座へ預け入れなければなりません。
また追証により預け入れる金額については、証拠金維持率が100%以上になるように入金しなければならないため、ポジション保有量や証拠金維持率によっても求められる追証の金額が異なってくるでしょう。
銀行の2営業日後の 17 時時点で追証の支払いが済んでいないまたは、支払いはあったが証拠金維持率が100%を下回っている場合には、ロスカットルールが適用されポジションが強制決済されます。
さらに例外として相場が急激に変動した場合、追証ルールが発動せずにロスカットルールが適用されて証拠金の額を上回る損失が生じることもあるようです。
急な価格変動が起こった場合にはそのままロスカットが執行されてしまうこともありますので、値動きには十分注意してください。
bitFlyer(ビットフライヤー)の追証水準は証拠金維持率80%以下という噂
またbitFlyer(ビットフライヤー)の追証ルールについての噂やクチコミを知っているという人の中には、「bitFlyer(ビットフライヤー)の追証は証拠金維持率80%以下じゃないの?」と思っている人もいるでしょう。
実際に以前までのbitFlyer(ビットフライヤー)では、追証ルールが執行されるのは証拠金維持率が80%を下回ったタイミングでした。
延期になっていた「bitFlyer Lightning」の証拠金取引変更日が、5月28日に決定したようです。新規発注の最大レバレッジ倍率が15倍→4倍になり、追証発生基準は、証拠金維持率が80%→100%になる。 bitFlyer Lightning、スプレッドがほぼなくてよかったのに残念。
— 浅やん (@AsayanBTC) May 14, 2019
しかしbitFlyer(ビットフライヤー)は2019年に一部のルール変更を行っており、2021年現在では証拠金維持率が100%を下回った時に追証が執行されるというルールに変更されています。
bitFlyer(ビットフライヤー)のロスカットの証拠金維持率と基本ルール
次にbitFlyer(ビットフライヤー)のロスカットのルールについてもみていきましょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)では保有しているポジションの証拠金維持率が50%を下回るとロスカットが執行されます。
- すべての未約定の新規注文が失効(取り消し)となる
- (1) の結果、なお証拠金維持率がロスカット水準を下回っている場合、Lightning FX/Futures の全建玉を自動的に反対売買して決済されるロスカット注文が執行される
ロスカットはbitFlyer(ビットフライヤー)側がポジションを強制決済することにより含み損が損失として確定されますので、本人の意思とは関係なく金額が確定するのです。
ロスカットルールが適用された場合、全建玉の決済注文が約定するまで再びトレードを行うことはできません。
またロスカットにより不足金が出た場合、仮想通貨(暗号資産)や日本円での出金処理、bitWire は停止されますので、速やかに入金処理を行っていきましょう。
さらに発生した不足金額以上の現金を入金しないという事態が起きれば、bitFlyer(ビットフライヤー)側が任意でトレーダーのbitFlyer(ビットフライヤー)アカウントから Lightning FX/Futures 口座への振替入金手続きを行うこともあるようです。
bitFlyer(ビットフライヤー)の追証とロスカット・証拠金維持率を分かりやすく解説まとめ
今回は、bitFlyer(ビットフライヤー)の追証とロスカット・証拠金維持率について分かりやすく解説してきました。
bitFlyer(ビットフライヤー)では、証拠金維持率が100%を下回れば追証が執行され、証拠金維持率が50%を下回ればロスカットが執行されます。
bitFlyer(ビットフライヤー)での追証とロスカットのルールをしっかり確認し、リスクを回避しながらトレードしていきましょう。