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MetaMask(メタマスク)のスワップ機能を分かりやすく解説

MetaMask(メタマスク)はイーサリアムベースの汎用ウォレットです。

しかし、そんなMetaMask(メタマスク)はスワップ機能を使えばあたかも仮想通貨交換業者のように使える機能があります。

ただ、そうはいってもMetaMask(メタマスク)自体が実際の仮想通貨交換業者というわけではありません。

そこで今回はMetaMask(メタマスク)のスワップ機能について分かりやすく解説していきます。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能を分かりやすく解説

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能とは

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能とは、あるトークンを別のトークンへ交換する機能です。

一般的な仮想通貨交換業者ではビットコインでイーサリアムを購入したり、その逆をしたりできますが、それとまったく同じ機能です。

このスワップ機能によって、MetaMask(メタマスク)はあたかもひとつの仮想通貨交換業者のようにも使えます。

ただし、厳密にいえばスワップ機能はMetaMask(メタマスク)だけで完結しているわけではありません。

実際にはMetaMask(メタマスク)は他の業者を使った取り引きの中から最適なものを選んで提示しています。

つまり、取り引きの仲介をしているにすぎません。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能はトークンの交換機能です。

しかしその実態は、MetaMask(メタマスク)を離れずして他の業者を使った仮想通貨の取り引きができるものにすぎないと考えておきましょう。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能の使い方

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能の使い方は非常に簡単です。

交換元になるトークンと入手したいトークン、そして数量を指定するだけです。

あらためて見積レートを確認できるので、それでよければ続行すればOKです。

感覚的には一般的な仮想通貨交換業者と同じように使っていけるかと思います。

なお、この見積の時点で、MetaMask(メタマスク)のスワップ機能は多数の業者の中から最適なものを選んでいます。

自動相見積もりのようなものです。

ただし、あまりにも流動性の低いトークンは見積もりできません。

そうしたマイナーなトークンを取り引きしたい場合はMetaMask(メタマスク)のスワップ機能ではなく、取扱銘柄数の多い取引所を使いましょう。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能の対象

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能の対象は以下の以下のとおりです。

・Ethereum mainnet ・BNB Smart Chain ・Avalanche C-Chain ・Polygon ・Optimism ・Arbitrum

ご覧のとおり、ビットコインには対応していません。

ビットコインを入手したい場合はMetamask(メタマスク)以外を経由しましょう。

もっとも、MetaMask(メタマスク)を使いたい人の興味の多くはNFTかと思います。

そしてNFTに関しては多くがイーサリアムベースです。

したがって、NFT関連トークンへの利用でスワップ機能に不足を感じることは少ないかと思います。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能の手数料

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能の手数料はトークン次第、利用する業者次第です。

見積の時点で、「ガス代」として手数料が提示されます。

ここでもMetaMask(メタマスク)のスワップ機能は最良の手数料を提示します。

ただ、ガス代は業者ごとの違いもありますが、それよりはトークンのトランザクションの状況の影響を色濃く受けます。

もし、あまりにも手数料が高ければ、いったんスワップ機能の利用を控えるというのもひとつの手です。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能のスリッページ

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能にはスリッページが存在します。

スリッページとは発注価格と注文の成立(約定)価格のずれです。

たとえば100円で購入を発注したにもかかわらず、102円で購入が決まった場合は2円のスリッページが生じた、と言います。

これはトークンの価格が秒単位で変動するため、注文してから約定するまでのあいだのタイムラグで価格が代わってしまうことから発生する現象です。

実際にはMetaMask(メタマスク)のスワップ機能特有の問題ではなく、どの業者を使おうとも発生しうる現象です。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能では発注前に許容スリッページを設定できます。 スリッページを避けたい人はなるべく狭い値を設定しておきましょう。

ただし、その場合は注文自体が成り立たず結果としてキャンセルされてしまうこともあります。

約定の確実性と価格のどちらを重視するかによって適切な値を決めましょう。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能ができないときは

MetaMask(メタマスク)でスワップ機能を使ったつもりが「EXPIRY_PASSED」のエラーで失敗する場合があります。

これはタイムアウトか、マーケット更新のタイミングにあたってしまったかのいずれかが原因です。

そのスワップ機能についてはキャンセルされているので、もう一度トライしてみましょう。

そのうえで、あまりにも頻発するようであればMetaMask(メタマスク)の運営へ報告しておきましょう。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能の代替サービス

Metamask(メタマスク)のスワップ機能を使いたくない人は他の代替サービスを使うという選択肢もあります。

どうしてもMetaMask(メタマスク)のスワップ機能がうまく動作しない人はそれらの利用も検討してみましょう。

実際のところ、スワップ機能を提供するサービスの選択肢はかなり多めです。

たとえば、以下のようなサービスが挙げられます。

・ユニスワップ ・バイナンス ・パンケーキスワップ ・クーコイン ・ビットレックス ・クラーケン ・FTX ・バイビット ・オーケックス

一部ではありますが、大手ばかりです。

もっとも、FTXが破綻したのは耳に新しいところ。

大手だからといって安心はできません。 MetaMask(メタマスク)もそうですが、仮想通貨に関しては絶対的に信用できる業者は少なめです。

ウォレットを分けるなど自分なりの資産管理方法は心がけておきましょう。

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能を分かりやすく解説 まとめ

MetaMask(メタマスク)のスワップ機能とは、トークンを別のトークンへ交換する機能です。

要するに、擬似的にMetaMask(メタマスク)を仮想通貨交換業者のように使える機能です。

ただ、実際にはスワップ機能はMetaMask(メタマスク)以外の業者を使う機能です。

そのため、手数料やその他の交換条件などは利用する業者次第です。

使うたびに異なる条件が提示されるので、都度、本当にそれでよいかどうかはチェックするようにしましょう。