仮想通貨(暗号資産)の逆指値ってなに?
逆指値注文をしたいけれど、仮想通貨(暗号資産)でできるの?
具体的な仮想通貨(暗号資産)の逆指値注文のやり方を知りたい。
あなたは今、このようにお考えではないでしょうか。
ボラリティの高い仮想通貨(暗号資産)で利益獲得をめざすため、損失を最小限に抑えるために、逆指値注文のご利用をご検討中の方もいるのではないでしょうか。
仮想通貨(暗号資産)の逆指値を分かりやすく解説
逆指値注文には、新規ポジションを建てる方法と、決済予約注文をしこんでおく方法の2種類あります。
一般的な逆指値注文は新規ポジションを建てる方法をさしますが、解説するサイトによっては、新規注文と決済注文を混同させているパターンも少なくありません。
逆指値注文と決済逆指値注文は、役割がまったく異なるため、きちんと区別して理解することが大切です。
このような点についても、以下で詳しく解説していきましょう。
仮想通貨(暗号資産)の逆指値注文可能な取引所
金融庁認可の仮想通貨(暗号資産)取引所で、逆指値注文に対応している取引所は以下の通りです。
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- Coincheck(コインチェック)
残念ながら、Bitbank(ビットバンク)とZaifは逆指値注文に対応していません。
ただし決済逆指値注文においては、以下の通りZaifは対応している一方、コインチェックとビットバンクは対応していません。
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- Zaif
決済による逆指値注文を設定するためには、IFD(IF-DONE)注文・OCO注文・ IFO注文のいずれかに対応する仮想通貨(暗号資産)取引所でなければいけません。
ZaifではIFO注文と同等の損切り注文を行うことができます。
仮想通貨(暗号資産)の逆指値のやり方とその役割
仮想通貨(暗号資産)の逆指値注文で新規ポジションを建てるやり方とその役割を解説します。
まずは注文フォームで「逆指値」を選択し、新規注文を発動させたい数量と価格を記入しましょう。
入力した価格に到達したときに、新規ポジションを建てることができます。
ちなみに下はビットフライヤーの逆指値注文フォームです。 逆指値注文は別名「ストップ指値注文」とも言われているため、「STOP」を選択しています。
逆指値注文は、指値注文とは逆方向の損失方向にポジションを建てることができます。
まず指値注文で買いポジションを建てるためには、現在レートよりも低い価格でなければ注文を出すことができません。
一方、逆指値注文は、現在レートよりも高い価格で買い注文を出すことができます。
たとえば現在1BTC=100万円で買い注文を出す場合、指値注文は99万円以下の価格でなければ注文できません。
一方、逆指値注文は、101万円以上の価格で買い注文を出すことができます。
指値注文と逆指値注文では、ポジションを建てる方向が現在レートを境に、安い方向か高い方向へ建てられるのかが定められています。
仮想通貨(暗号資産)の新規逆指値注文の役割
逆指値注文の役割は、仮想通貨(暗号資産)のトレンドの起点でポジションを建てるために活用する方が多いです。
仮想通貨(暗号資産)は一定価格に達することを引き金に、トレンドに乗って価格が上昇する傾向にあります。
価格上昇のスタート地点で買うタイミングを逃さないために、逆指値注文は有効な手段と言えます。
仮想通貨(暗号資産)の「決済」逆指値は「損切り」設定ができる。そのやり方や役割
仮想通貨(暗号資産)の逆指値注文には、前述の新規注文の他にも、損切り価格をしこんでおく逆指値注文を活用できます。
損切りとは、すなわち損失がこれ以上ふくらまないように決済することをさし、これが決済逆指値の大きな役割となります。
ここではもっともシンプルに決済逆指値注文できる「IFO注文」による損切り方法のやり方をみていきましょう。
損切り決済とは、損失を最小限に抑えるための注文方法で、あらかじめ新規成行注文や指値注文に「いくらで決済する」という注文をオプション的につけ加える形で発注します。
たとえば現在レート1,211,647 円で買い成行注文を出したいとき、万が一予想に反し価格が1,210,938円まで下がってしまった際に自動損切り決済する注文方法は上の通りです。
決済における逆指値注文の出し方は、各仮想通貨(暗号資産)取引所の注文フォームによって異なるものの、基本的な使い方は同じです。
投資の基本は「安く買って高く売る」ことです。
買い注文で価格があがることを期待していたのにも関わらず下がってしまったときを想定して、逆指値で損切り価格をしこみます。
一方、売り注文では価格が上がってしまった場合を想定して、損切り価格をしこみます。
先に決済逆指値をしこむことで、最大限の損失額が明確になるため、仮想通貨(暗号資産)取引を安全に行うために有効な手段と言えるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)の逆指値注文は利確を組み焦ることも可能
IFD(IF-DONE)注文・OCO注文・ IFO注文のうち、IFO注文による決済逆指値について解説しましたが、残り二つの注文方法でも損切り注文は可能です。
また逆指値注文は損切り注文だけでなく、利確注文も可能です。
利確とはその名の通り、「いくらまで価格があがったら利益獲得するために決済する」ことをさします。
損切りの逆指値注文に利確決済を合わせることもできるため、仮想通貨(暗号資産)トレードのさまざまなシーンで役立つでしょう。
仮想通貨(暗号資産)の逆指値注文は注文や決済を的確に行えるのがメリット
仮想通貨(暗号資産)の逆指値注文は、新規注文と決済注文の2種類があると解説しました。
ふたつの用途は異なるものの、つい感情に流されて仮想通貨(暗号資産)のトレードをしてしまう方に、逆指値注文は有効です。
トレードで勝つためには、トレードルールを決め、フィードバックを繰り返すことが大切です。
しかし「もう少し待てば」と適切に注文や損切りを行わなかったために莫大な損失をまねてしまうことも少なくありません。
逆指値注文は、先に注文や決済を予約することができるため、感情に流されてしまう方におすすめです。
また仕事中や睡眠中などチャートをずっと見ていられないときに、逆指値注文で予約をしておけるのもメリットです。
特に仮想通貨(暗号資産)はボラリティが高く、レバレッジ取引できるため、少しの価格変動でロスカットに至ってしまうパターンも少なくありません。
逆指値注文で損切り予約しておけば、仮想通貨(暗号資産)トレードの莫大な損失リスクを防ぐことができます。
仮想通貨(暗号資産)の逆指値を分かりやすく解説まとめ
仮想通貨(暗号資産)の逆指値には、新規注文と決済注文が存在します。
新規注文は最大限の利益を見込むためにトレンドの起点で注文するため、決済注文は指定した価格以上に損失が大きくならないよう決済予約をしこんでおくことができます。
上手に逆指値注文を活用して、仮想通貨で最大限の利益獲得をめざしてください。