仮想通貨(暗号資産)のスプレッドを一覧にして比較してみたい。
比較した結果、もっともスプレッドが狭い取引所を使いたい。
あなたは今、このようにお考えですよね。
仮想通貨(暗号資産)のスプレッドは取引所によって大きく異なります。
スプレッドは、トレードコストとして大きくのしかかってきますので、一覧にし比較して取引所選びを行いたいところでしょう。
仮想通貨(暗号資産)のスプレッド比較の一覧を分かりやすく解説
スプレッドは、ひとつの仮想通貨(暗号資産)の買値と売値の差額をさします。
仮想通貨(暗号資産)売買やトレード・決済するたびに発生するスプレッドは、売買や取引のコストと言えるでしょう。
たとえばビットコインを例にあげると、1BTCの価格が買い100万円・売り99万円のA取引所と、買い100万円・売り95万円のB取引所では、スプレッドが1万円であるA取引所のほうが狭くなります。
A取引所は1万円の値上がりで利益が発生しますが、B取引所は5万円の値上がりがなければ利益獲得できません。
ようするにスプレッドが狭い仮想通貨(暗号資産)取引所ほど、小さな値上がりで利益を獲得できます。
ここでは仮想通貨(暗号資産)のスプレッドを一覧にし比較してみました。
仮想通貨(暗号資産)のビットコインの現物取引のスプレッド比較一覧
仮想通貨(暗号資産)の中で、もっとも流動性の高いビットコインのスプレッドをみていきましょう。
こちらでは金融庁認可の国内仮想通貨(暗号資産)取引所の中でも人気の高い5社を厳選しました。
まずは現物取引におけるビットコインのスプレッドを一覧にし、比較していきます。
- bitbank:1円
- GMOコイン:195円
- bitFlyer:239円
- コインチェック:433円
- DMM Bitcoin:6,567円
国内仮想通貨(暗号資産)取引所の現物取引のビットコインのスプレッドを一覧にし、比較するともっとも狭いのはビットバックです。
ついでGMOコインが195円と、ビットバックのスプレッドが圧倒的に狭い結果となりました。
DMM Bitcoinは、各仮想通貨(暗号資産)取引所の中でも、1,000円台とスプレッドが圧倒的に広くなっています。
仮想通貨(暗号資産)のビットコインのFX・レバレッジ取引スプレッド比較一覧
仮想通貨(暗号資産)のFXやレバレッジ取引におけるビットコインのスプレッドを一覧にし、比較しました。
- bitbank:-
- GMOコイン:レバレッジ取引69円 / 暗号資産FX345円
- bitFlyer:505円
- コインチェック:-
- DMM Bitcoin:806円
各仮想通貨(暗号資産)取引所の、FXやレバレッジ取引のスプレッドを一覧にし比較した結果、もっとも狭いのは69円のGMOコインのレバレッジ取引です。
ついでGMOコインの暗号資産FXが345円であり、スプレッドがもっとも広いのはDMM Bitcoinの806円でした。
GMOコインはレバレッジ取引と暗号資産FXが区別されており、手数料体系や注文方法が異なります。
スプレッドを一覧にし比較した結果から、国内仮想通貨(暗号資産)取引所の中でFXやレバレッジ取引のコストを抑えられるのはGMOコインと言えるでしょう。
現物取引ではもっともスプレッドが狭かったビットバンクは、残念ながらFXやレバレッジ取引を行っていません。
以前はBitbank Tradeでレバレッジ取引サービスを提供していたのですが、サービスを終了してしまいました。
仮想通貨(暗号資産)のスプレッド以外の取引手数料の比較一覧
ここまで仮想通貨(暗号資産)取引所のスプレッドのみを比較してきましたが、実は取引コストはスプレッドだけではありません。
各仮想通貨(暗号資産)取引所ごとに、現物取引とFX・レバレッジ取引でスプレッド以外に取引手数料が発生するパターンがありますので、注意しましょう。
ここでは各仮想通貨(暗号資産)取引所ごとに、スプレッドに加えて発生する取引手数料の有無や割合を一覧にし、比較していきます。
仮想通貨(暗号資産)の現物取引のスプレッド以外の取引手数料の比較一覧
まずは現物取引において、各仮想通貨(暗号資産)取引所の取引手数料とスプレッドをみていきます。
- bitbank:1円【Maker手数料-0.02%・Taker手数料制0.12%】
- GMOコイン:195円【Make手数料-0.01%・Taker手数料0.05%】
- bitFlyer:239円【取引手数料:30日間の取引金額が10万円未満の場合0.15% 以降取引金額が増えるほど取引手数料が下がる】
- コインチェック:433円
- DMM Bitcoin:6,567円
ビットバンクの現物取引では、スプレッド以外にメイカー手数料とテイカー手数料が発生します。
メイカー手数料とテイカー手数料が発生するのは、13種類中7銘柄だけです。
※BTC/JPY・XRP/JPY・XRP/BTC・MONA/JPY・MONA/BTC・BCC/JPY・BCC/BTCのみ取引手数料負担あり
成行注文はテイカー手数料による取引手数料が発生、指値注文はメイカー手数料によってマイナス手済料であるため取引手数料が付与、ようするに獲得できます。
同じくGMOコインの現物取引は全銘柄において、メイカー手数料とテイカー手数料制です。
よってトレードコストを上の一覧から比較するためには、スプレッドとMaker手数料またはTaker手数料を総合的に考慮して利用する必要があります。
特にビットバンクとGMOコインのスプレッドは狭い一方、成行注文する場合はスプレッドに加えてTaker手数料が発生しますのでご注意ください。
ビットフライヤーは、BTC/JPY、ETH/JPYのみ別途取引手数料が発生します。
仮想通貨(暗号資産)のFX・レバレッジ取引のスプレッド以外の取引手数料の比較一覧
つづいてFXやレバレッジ取引における、各仮想通貨(暗号資産)取引所のスプレッド以外の取引手数料を一覧から比較しましょう。
- bitbank:-
- GMOコイン:レバレッジ取引69円【Maker手数料-0.025%・Taker手数料0.030%】/ 暗号資産FX345円
- bitFlyer:505円
- コインチェック:-
- DMM Bitcoin:806円
現物取引と同じく、GMOコインではスプレッド以外にメイカー手数料とテイカー手数料が発生します。
ただしメイカー手数料とテイカー手数料が発生するのは「レバレッジ取引」だけで、「暗号資産FX」では取引手数料が発生せずスプレッドのみとなります。
スプレッドと別に取引手数料が発生するGMOコインは、一覧からも明確である通りスプレッドが狭いですが、成行注文する際は取引コスト負担が多くなってしまう可能性がありますので、総合的に判断しましょう。
仮想通貨(暗号資産)のスプレッド比較の一覧を分かりやすく解説まとめ
仮想通貨(暗号資産)のスプレッドを比較するために、一覧にしました。
スプレッドを比較したのは、国内仮想通貨(暗号資産)販売所ではなく、あえて取引所のスプレッドを一覧にして比較しています。
販売所のスプレッドは非常に広いため、よほど購入や売却を急ぐ場合でなければスプレッドの観点から取引所がおすすめです。
スプレッドの比較一覧表からもわかる通り、同じ仮想通貨(暗号資産)取引所であっても現物取引やFX・レバレッジ取引によってスプレッドが異なります。
またスプレッドだけでなく、別途トレード手数料としてMaker手数料やTaker手数料が発生する取引所もありますので、総合的に判断して仮想通貨(暗号資産)取引を行いましょう。