GMOコインは国内最大級の仮想通貨(暗号資産)取引所。
そんなGMOコインで初めての仮想通貨(暗号資産)投資をしてみようという人も多いのではないでしょうか。
しかし、そうなると気になるのが取引手数料ともいえるスプレッド。
実際のところDMM FXのスプレッドはどの程度なのか事前に知っておきたいという人も少なくないでしょう。
そこで今回はDMM FXのスプレッドをサービスごとに分けて一覧で分かりやすく比較していきます。
GMOコインのスプレッド比較一覧を分かりやすく解説
GMOコインのスプレッド比較一覧【販売所】
調査時点におけるGMOコインの販売所のスプレッド比較一覧の結果は以下のとおり。
・BTC・・・48,448円 (3.9%)
・ETH・・・1,000円 (2.4%)
・BCH・・・2,094円 (6.8%)
・LTC・・・402円 (6.8%)
・XRP・・・1.798円 (5.8%)
・XEM・・・0.642円 (9.5%)
・XLM・・・1円 (9.0%)
・BAT・・・2.748円 (9.5%)
・OMG・・・17.186円 (9.5%)
※ ()内は買値に対する割合
スプレッドは変動するものですが、調査時点ではGMOコインの販売所のスプレッドは他社と比較してもかなり広いことが分かります。
XEMやBAT、OMGなどでは1割近くがスプレッドでもっていかれてしまいます。
ただ、GMOコインにかぎらず販売所はスプレッドが広くなるものです。
たとえば、上記は同時点におけるBitflyerの「販売所」のBTCのスプレッドです。
値は37,036円(3.0%)。
GMOコインに比較すれば狭いですが、それでもやはりそれなりに広いことが分かります。
ちなみに、GMOコインの販売所の取り引きの相手方はGMOコインです。
そのため、どのような数量の注文でも約定できるというメリットがあります。
また、販売所で購入した仮想通貨(暗号資産)は実際に外部へ送金したり決済に用いたりできます。
したがって、GMOコインの販売所は投資をする場ではなく、むしろ仮想通貨(暗号資産)の調達場所であると考えておくとよいでしょう。
GMOコインのスプレッド比較一覧【取引所(現物)】
GMOコインの取引所(現物)のスプレッド比較一覧は以下のとおり。
・BTC・・・239円 (0%以下)
・ETH・・・639円 (1.5%)
・BCH・・・125円 (0.4%)
・LTC・・・26円 (0.4%)
・XRP・・・0.098円 (0.3%)
GMOコインの販売所に比較するとかなり狭いスプレッドとなっています。
BTCのスプレッドに関して言えばほぼゼロです。
これはBitflyer LIGHTNING(取引所)でも同様です。 そのためBTCを比較しても差が分かりません。
ここではBitflyer LIGHTNINGのETHのスプレッドと比較してみましょう。
Bitflyer LIGHTNINGのスプレッドは0.06%。 ETHに関してはGMOコインの完敗です。
なお、GMOコインの取引所(現物)で購入した仮想通貨(暗号資産)は販売所と同じく送金したり決済手段に利用したりできます。
販売所と比較するとスプレッドも狭いため、仮想通貨(暗号資産)の調達手段としても有用です。
ただし、取引所の取り引きの相手方は同じくGMOコインユーザーです。
そのため、希望する売買価格の厚みによっては十分な数量の調達が難しくなることがある点には注意が必要です。
大量の仮想通貨(暗号資産)を一気に仕入れたいときは販売所の利用も検討しましょう。
GMOコインのスプレッド比較一覧【レバレッジ取引(FX)】
GMOコインの取引所でのレバレッジ取引(FX)のスプレッド比較一覧の結果は以下のとおり。
・BTC・・・1円 (0%以下)
・ETH・・・172円 (0.4%)
・BCH・・・214円 (0.7%)
・LTC・・・58円 (1.0%)
・XRP・・・0.128円 (0.4%)
現物取引と比較するとBTC、ETHのスプレッドは狭くなっていますが、一方でその他の銘柄のスプレッドはやや広めです。
Bitflyer LIGHTNINGのETHのスプレッドは0.06%。そちらとの比較でもやはりGMOコインの完敗です。
ちなみに、GMOコインのレバレッジ取引(FX)では実際の仮想通貨(暗号資産)は調達できません。
レバレッジ取引(FX)はあくまでレバレッジをかけた取り引きの売買差益をやり取りする取引方法だからです。
実際の仮想通貨(暗号資産)を購入したい人は販売所か現物取引所を利用しましょう。
GMOコインのスプレッド比較一覧【暗号資産FX】
GMOコインの暗号資産FXのスプレッド比較一覧は以下のようになっています。
・BTC・・・301円 (0%以下)
・ETH・・・240円 (0.5%)
・BCH・・・192円 (0.6%)
・LTC・・・48円 (0.8%)
・XRP・・・0.192円 (0.6%)
・XEM・・・0.060円 (0.9%)
・XLM・・・0.104円 (0.9%)
・BAT・・・0.408円 (1.5%)
・OMG・・・2.550円 (1.5%)
GMOコインの暗号資産FXは取引所と同じくレバレッジ取引(FX)のできるサービスです。
違いは取り引きの相手方がGMOコインユーザーか、GMOコインそのものかどうか。
取引所はGMOコインユーザー、暗号資産FXはGMOコインが取り引きの相手方です。
いまだによく分からんのやけど、GMOコインの「暗号資産FX」と「レバレッジ取引」って何が違うの?
— AIZEN@トレーダーらしき人 (@mnt_coins) August 5, 2020
また、両者には手数料体系やスプレッドなどの違いもあります。
そして、スプレッド比較一覧に関しては暗号資産FXのほうがわずかに広い結果となりました。
ただ、ご覧のとおりGMOコインの暗号資産FXは取引所よりも取扱銘柄が多いという特徴があります。
この取扱銘柄数は他社に比較してもかなり多い部類に入ります。
バリエーションに富んだ銘柄をトレードしたいという人はGMOコインの暗号資産FXは比較的使いやすいサービスといえるでしょう。
ただ一方で、暗号資産FXもまたレバレッジ取引(FX)と同じく実際の仮想通貨(暗号資産)は入手できません。
GMOコインで仮想通貨(暗号資産)を購入したい人は販売所もしくは現物取引所を利用しましょう。
GMOコインのスプレッド比較一覧を分かりやすく解説 まとめ
GMOコインのスプレッドをサービスごとに一覧で比較してきました。
スプレッドの狭さはレバレッジ取引(FX)>暗号資産FX>現物取引>販売所という結果になりました。
また、いずれのサービスも他社と比較するとスプレッドはやや広めでした。
ただ、GMOコインのスプレッドは固定ではなく変動するものです。
さらに言えば、スプレッドだけが取引所の優劣の判断基準となるものでもありません。
スプレッドが広いからといって、それだけでGMOコインが取引所として劣っていることにはならない点はご承知おきください。