GMOコインは国内最大級の仮想通貨(暗号資産)取引所のひとつ。
そんなGMOコインに興味があるものの、注文方法(取引方法)がよく分からないという人も少なくないのではないでしょうか。
また、GMOコインには複数のサービスがあるため、サービスごとに利用できる注文方法(取引方法)が異なるのではとお考えの人もいるかもしれません。
そこで今回はGMOコインの注文方法(取引方法)について分かりやすく解説していきます。
GMOコインの注文方法(取引方法)を分かりやすく解説
GMOコインの注文方法(取引方法)の種類
GMOコインの注文方法(取引方法)には以下のような種類があります。
・購入/売却 (販売所)
・成行 (取引所・暗号資産FX)
・指値 /逆指値 (取引所・暗号資産FX)
・IFD (暗号資産FX)
・OCO (暗号資産FX)
・IFD-OCO (暗号資産FX)
・スピード注文 (暗号資産FX)
()内はその注文方法(取引方法)を利用できるGMOコインのサービスです。
このように、GMOコインでは利用するサービスによって使える注文方法(取引方法)に違いがあります。
また、同じ注文方法(取引方法)であっても利用するサービスが違えば仮想通貨(暗号資産)の入手の可否なども違ってきます。
そこでここからは、それぞれのサービスの特徴と利用できる注文方法(取引方法)についてひとつずつ詳しく解説していきます。
GMOコインの注文方法(取引方法)【購入/売却】
GMOコインの購入/売却は販売所でのみ利用できる注文方法(取引方法)です。
GMOコインの販売所の特徴は実際の仮想通貨(暗号資産)を売買できること。
販売所で購入した仮想通貨(暗号資産)は自由に外部へ送金したり決済手段として利用したりできます。
また、すでに保有している仮想通貨(暗号資産)をGMOコインへ売却することも可能です。
別の販売所で買ってきた仮想通貨(暗号資産)をGMOコインのウォレットへ入金して売るといったことも自由です。
この注文方法(取引方法)は実際のネットショッピングとほぼ同じものと考えて差し支えありません。
GMOコインの注文方法(取引方法)【成行】
GMOコインの成行注文は市場の成り行きにまかせた価格で発注する注文方法(取引方法)。
素早く注文が成立(約定)する点が大きな特徴です。
この注文方法(取引方法)は販売所以外のサービスですべて利用可能です。
ただ、GMOコインは同じ注文方法(取引方法)であっても利用するサービスによって以下のような違いがあります。
・現物取引所・・・実際の仮想通貨(暗号資産)のやりとりがある
・レバレッジ取引所、暗号資産FX・・・実際の仮想通貨(暗号資産)のやりとりがない
GMOコイン、取引所サービスの提供開始
GMOコインは5日、取引所サービスの提供を開始したと発表。従来の販売所サービスや仮想通貨FXに加え、取引所での現物取引とレバレッジ取引が可能となる...現物取引は1回の取引数量は最大2BTC、1日の取引上限は100BTC — 葛西秋雄 (@AkioKasai) September 5, 2018
現物取引所については実際の仮想通貨(暗号資産)の受け渡しがあるため、販売所のように仮想通貨(暗号資産)を購入できます。
対して、レバレッジ取引所と暗号資産FXで仮想通貨(暗号資産)を購入しても、実際の仮想通貨(暗号資産)は入手できません。
したがって、それをGMOコイン以外の取引所やオンラインウォレットへ送金したりはできません。
一方で、レバレッジ取引と暗号資産FXでは手元にない仮想通貨(暗号資産)を売る注文方法(取引方法)、いわゆるショート(空売り)が可能です。
少々複雑ですが、GMOコインを使う際はこういったサービスごとの違いはしっかりと把握しておきましょう。
GMOコインの注文方法(取引方法)【指値/逆指値】
GMOコインの指値注文は自分にとって有利な価格(安く買うor高く売る)を希望売買価格として指定する注文方法(取引方法)。
反対に、逆指値は不利な価格(高く買うor安く売る)を指定する注文方法(取引方法)です。
ただし、GMOコインの指値/逆指値は必ずしも自分の希望する価格で約定するとはかぎりません。
より正確に言えば、指値注文は指値/逆指値(=希望売買価格)をトリガーとして成行注文が発注される注文方法(取引方法)だからです。
そのためマーケットが急変した場合は指定した価格とは異なる値で約定されてしまうことがあります。
「スリッページ」 発注と約定のズレのこと
— やさしいFX用語 (@meta_wm) August 19, 2020
GMOコインにかぎらず、こういった現象はスリッページと呼ばれます。
GMOコインでは暗号資産FXの成行注文にかぎりスリッページをどこまで許容するかの設定が可能です。
残念ながら他のサービスや注文方法(取引方法)では設定不可の仕様です。
GMOコインの注文方法(取引方法)【IFD】
GMOコインのIFDは新規注文時にあわせて決済注文も予約しておける注文方法(取引方法)です。
執行条件Aで発注した注文が約定されると執行条件Bの注文が発注されます。
Bに指値を入れておけば利食い、逆指値を入れれば損切りを予約しておけます。
シンプルな仕組みのためGMOコインがはじめての仮想通貨(暗号資産)投資という人でも使いやすい注文方法(取引方法)といえるでしょう。
GMOコインの注文方法(取引方法)【OCO】
GMOコインのOCOはふたつの指値/逆指値注文を同時に発注できる注文方法(取引方法)です。
A、Bいずれかの注文が約定すると残った注文は自動的にキャンセルされます。
GMOコインのOCOは新規注文専用になっているため、正直なところ使いどころが難しい注文方法(取引方法)かもしれません。
GMOコインの注文方法(取引方法)【IFD-OCO】
GMOコインのIFD-OCOはその名のとおりIFDとOCOを組み合わせた注文方法(取引方法)です。
執行条件で指定した注文が約定すると決済手段としてOCO注文が発注されます。
指値(利食い)と逆指値(損切り)を同時に予約しておけるため、たいへん利用価値の高い注文方法(取引方法)といえるでしょう。
ちなみに、IFD-OCOはGMOコイン以外の取引所では「IFDOCO」や「IFO」と呼ばれたりもします。
GMOコインの注文方法(取引方法)【スピード注文】
GMOコインのスピード注文は暗号資産FXにかぎり利用できる注文方法(取引方法)です。
スピード注文は素早い注文に特化した成行注文です。
大きな特徴としてはスリッページの設定ができることと両建てのオプション設定があること。
GMOコインは両建てを禁止していないため、他のサービスや注文方法(取引方法)でも両建ては可能です。
しかし、他の注文方法(取引方法)では売買区分を選び数量を入力してといった作業を売りと買いのそれぞれでおこなうため、どうしても時間にロスが生じます。
その点、スピード注文ではあらかじめ売りと買いの双方の条件を入力したあとにワンクリック×2ですぐに両建てができます。
GMOコインで両建てを駆使するつもりの人は暗号資産FXのスピード注文の利用がおすすめです。
GMOコインの注文方法(取引方法)を分かりやすく解説 まとめ
GMOコインの注文方法(取引方法)の基本は成行注文と指値/逆指値注文です。
そのほかIFDやOCOなどの条件付き指値注文も利用可能ですが、暗号資産FXに限定されます。
注文方法(取引方法)のバリエーションを重視する人は暗号資産FXで取り引きするとよいでしょう。
ただし、GMOコインは取引所と暗号資産FXで手数料や取扱銘柄数などの取引条件が異なります。
そういった違いは事前に把握しておきましょう。