GMOコインは国内最大級の仮想通貨(暗号資産)取引所のひとつ。
そんなGMOコインはセキュリティの高さにも定評があり、利用には二段階認証の設定が必須です。
しかし、二段階認証という言葉を初めて聞く、あるいは設定方法が難しいのではと心配な人もいるかもしれません。
また、事前に解除方法も把握しておきたいという人もいることでしょう。
そこで今回はGMOコインの二段階認証の設定方法と解除方法について分かりやすく解説していきます。
GMOコインの二段階認証の設定方法と解除方法を分かりやすく解説
GMOコインの二段階認証の設定方法【初回登録時】
GMOコインは口座開設時に二段階認証の設定が必須です。
ただし、その場合の設定方法は「SMS認証」と「電話認証」のみです。
SMS認証はスマホのショートメッセージを利用した二段階認証。
電話は二段階認証に必要な認証コードが電話による音声通話で伝えられる認証方法です。
いずれもGMOコインに口座を作る際にパスワード設定と同時に設定します。
ここへ携帯電話番号を入力すればSMS認証、固定電話の場合に電話認証となります。
この段階での二段階認証の設定方法に難しいところはないかと思います。
GMOコインの二段階認証の設定方法【口座開設後】
GMOコインへ口座を開設したあとは自由に二段階認証を設定可能です。
GMOコインで利用できる二段階認証は以下の3種類。
・SMS
・電話
・アプリ(Google Authenticator)
セキュリティの観点から言えば、アプリによる二段階認証を設定しておいたほうがよいでしょう。
そこでここではGoogle Authenticatorの設定方法を解説していきます。
まずはGoogle AuthenticatorをApp StoreまたはGoogle Play Storeから入手しておきましょう。
いずれも誰でも無料でスマホへインストールできます。
その後、あらためてGMOコインの会員ページへアクセスし、設定メニューへと進みます。
タブで「二段階認証」を選ぶと自分が現在設定している認証方法が表示されるとともに変更する認証方法を選べます。
なお、初回の二段階認証として大半の人はSMSを選ぶかと思いますのでここでは「SMS→アプリ」への変更を前提として設定方法を解説していきます。
変更をクリックするとGMOコインより二段階認証の変更に関するメールが届きます。
そこに記載されているURLへアクセスすると以下のような認証画面に移ります。
ここへ、今使っている認証方式で取得できる認証コードを入力すると以下のようなQRコードが表示されます。
このQRコードをGoogle Authenticatorで読み込むと再び認証コードが取得できますのでそれを入力すれば二段階認証設定は完了です。
つまり、GMOコインでは二段階認証の設定のために二段階認証が必要になるというわけです。
ちなみに、二段階認証の方法の変更時の認証コードには5分間の有効期限があります。
この段になってからGoogle Authenticatorを用意するとなると時間切れになる可能性もあります。
そのため、二段階認証の設定方法の手順の最初がGoogle Authenticatorのインストールなのです。
GMOコインの二段階認証の解除方法
GMOコインに二段階認証の解除方法はありません。
GMOコインを使うにあたって二段階認証は必須です。
ただし、ログイン時の二段階認証の限定的な解除方法は存在します。
GMOコインのログイン時には以下のようなメッセージが表示されます。
ここで「この端末ではログイン時の二段階認証を省略する」にチェックを入れることで60日間にかぎり二段階認証を省略可能になります。
ただ、「この端末では」とあるように、異なる環境でGMOコインへアクセスする際にはやはり二段階認証が必要になります。
GMOコインの二段階認証の解除方法【機種変更や紛失時など】
GMOコインは原則的に二段階認証の解除方法がありません。
しかし、スマホを機種変更したり紛失したりして認証コードを取得できなくると一切GMOコインへログインできない事態となってしまいます。
そのようなケースにかぎり、GMOコインはサポートデスクへ連絡することで二段階認証を一時的に解除できます。
その際は口座開設時と同等の本人確認書類の提出が求められる可能性があります。
スムーズな手続きのためにも書類は事前に準備しておくことをおすすめします。
GMOコインの二段階認証の設定方法・解除方法の注意点
GMOコインの二段階認証の設定方法にはGMOコインから届く認証コードが必須です。
しかし、なかにはなぜか認証コードが届かないという人もいるようです。
そのような人はメールの受信設定を確認して、GMOコインのメールを弾いていないか確認してみましょう。
また、認証コードの取得方法をSMSとしている場合であっても、GMOコインは初回以外は「メール」で認証コードを送信します。
ただ、初回以降であってもCookieの削除などが原因で初回とみなされる場合があります。
すると通常メールで届いていた認証コードがふたたびSMSで送られてきてしまいます。
初回登録時だけSMSを利用して、それ以降スマホのSMS機能をオフにしている人はあらためてSMSで認証コードが届いていないか確認してみましょう。
やはり、そういった意味でもGMOコインの二段階認証はGoogle Authenticatorの利用がおすすめです。
二段階認証の解除方法については、そもそも解除方法がないことに要注意です。 スマホの機種変更などは事前に把握できるイベントです。
しかし解除方法がないからといってそのままにしているとGMOコインへログインできなくなることは確実です。
そういった事態を回避するためにもGoogle Authenticatorを二段階認証として設定する際には「アカウントキー」を保存しておきましょう。
アカウントキーとは、Google AuthenticatorをGMOコインの二段階認証に設定する際に表示されるQRコードです。
「QRコードをスキャンできない場合」はテキストでも取得できます。
機種変更してもこのQRコードを読み込めば(or テキストURLを入力すれば)再びGMOコインで二段階認証が利用できるようになるというわけです。
ただし、アカウントキーをスクリーンショットなどのオンラインで保存しておくのはセキュリティの観点からおすすめではありません。
できれば紙にプリントアウトするかURLを書き留めておくなどして人目につきにくい場所で保管しておきましょう。
GMOコインの二段階認証の設定方法と解除方法を分かりやすく解説 まとめ
GMOコインの二段階認証の設定方法は「SMS」「電話」「アプリ」の3種類。
GMOコインでは初回設定時にかぎりSMS認証か電話認証しか利用できません。
ただ、セキュリティを高めるためにも早めにアプリによる二段階認証の設定に変えておくことをおすすめします。
また、その際はスマホの紛失や機種変更で二段階認証ができなくならぬよう、アカウントキーの控えをとっておくのを忘れないようにしましょう。